
2008年1月から7月まで、ベネズエラは中国に5200万トンの原油を輸出したが、これは日量177,000バレルに該当し、前の年の同じ時期に比較して94パーセントの増加である。
ウーゴ・チャベス大統領の発言に比べると、ベネズエラからの輸入が全体の4パーセントに過ぎない中国は、より控えめである。
中国外務省のジャン・ユ報道官は、「中国とベネズエラとの関係が他の国への輸出には影響しないだろう。それぞれの国は対等互恵主義に基づいており、他国に悪い結果を与えるようなことはしない」と発言している。
アメリカとの貿易関係を変えることは、ベネズエラにどのような影響を与えるのか?
「ベネズエラがアメリカから中国へと輸出を切り替えようとしても、それは起こらないだろう」とツスターマンはBBCにコメントする。
「ベネズエラがアメリカに輸出している重質油を精製する設備が中国にないし、両国間の距離も問題だ。遠距離のところに代替市場を求めることは経済的に意味がない。」
カラカスにあるカトリカ・アンドレス・ベジョ大学の経済学教授オルランド・オチョアも、「輸送コストを割り引いて中国に売るのは、アメリカ市場で売るほど良い取引きではない」と言う。
距離の遠さが両国の連携を妨げる要因であることは明らかである。しかし、具体的な協力の事例を積み上げていこうとする両国には、これまでのところ大きな障害にはなってきていない。
2007年には、ベネズエラの炭化水素資源を開発する合弁会社設立の協定に調印している。
ベネズエラの石油公社(PDVSA) と中国の中国石油公社(CNPC)は、オリノコ河の地域で原油60万バレルを開発する計画に合意した。
ツスターマンは説明する。「開発は中国にとっては関心のあることであるし、ベネズエラにとってもアメリカの影響力に対抗することができる。これまでのオリノコ開発は西側の石油会社が独占してきたからだ。」
事実、石油部門ではあと数年でアメリカとベネズエラの関係は一世紀となる。
チャベスが石油供給を減らして、アメリカの眠りを覚ますだろうか?
オチョアは、そうした場合には不眠症になるのはベネズエラだと考えている。米国は他所でも石油を確保できるからだ。
「そのようなことをした場合、ベネズエラへのインパクトはずっと大きく長期化するだろう。輸出の95パーセントをわずか一つの品目、石油に依存しているからだ。一方、米国への影響はごくわずかだ」と、この専門家は説明する。
「チャベス大統領が供給をカットしても、その原油の輸出先を見いだすのは容易ではないだろう。これは政治的自殺行為であり、国家に途方もない損害を与えることになる。チャベスはこのことを理解しており、空文句を発してから、自分の言葉のインパクトを軽減しようとしている」とオチョア。
<写真:世界的な不況の中、中国経済は活気を維持>
(080923BBC Mundo:Chavez vuelve a China)