2009/11/17

4568オバマ任期終了時には右の政権が増える、フィデル(091114)

 キューバのフィデル・カストロ前議長はReflexionの上で、アメリカのオバマ大統領が任期を終了したときには、ラテンアメリカで6から8の保守系政権ができているだろうと述べた。

 フィデルはさらに、オバマはラ米に「ホンジュラスの恥ずべき問題やコロンビアの併合問題」を残していくだろうとし、4年後には「ニクソン、ブッシュ、チェニーのような、ワシントンの極右勢力が大統領になるだろう」と付言した。

 カストロは、オバマを批判するのは「残念だ」としたが、「彼は他国に圧力をかけ、脅し、さらには誤魔化すようなやり方に抵抗できない人だ」と述べた。

(091114La Jornada: Tras terminar gestion de Obama habra 6 u 8 gobiernos de derecha en AL: Castro)

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2009/11/16

4566合意実施が難航、ホンジュラス(091114)

091114fracaso
 アメリカの特使も参加して10月30日に調印された、ホンジュラス国内の合意は、アメリカが合意が実施されなくとも11月29日の大統領選を認めるとの方向を打ち出したことから難航している。
 国務省のイアン・ケリー報道官は、アメリカは合意が実行されるよりは選挙の合法性を重視すると発言した。

 一方、ほとんどのラテンアメリカ諸国は、セラヤの復帰に係わる議会の票決を重視すべきだとしている。

<写真:セラヤ支持派がその復帰を要求)
(091114La Jornada: Fracaso acuerdo en Honduras por cambio en postura de EU:)

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2009/11/12

4546メルコスールへの加盟が遅れる:ベネズエラ(091111)

091111mercosur1
 メルコスールへの加盟問題が、コロンビアとの「戦争」の最初の犠牲になった。

 ブラジルの与党、労働者党の幹部(複数)は、チャベス大統領の最近の発言が、加盟承認交渉に障害を与えていることを認め、ベネズエラがラテンアメリカの安定を損なう危険があるとの、反対派の口実になっているとしている。
 また、ブラジル社会党と民主党は、同発言はメルコスールの健全さを損なうものだと表明した。

<写真:最近のチャベス発言がメルコスール加盟に影響>
(091111BBC Mundo: Postergan entrada de Venezuela al Mercosur)

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2009/11/10

4540OEAは“嘆き”、米国は“失望”:ホンジュラス(091106)

091106deplore
 ワシントンでは米州の各国が、ホンジュラスの問題解決の対話が再び不調となったことから、ミチェレッティ、セラヤの双方に対し、先週合意した提案に沿って再度話し合うよう求めた。
 米州機構(OEA)、アメリカとも、この展開に失望の意を表した。

 OEAのインスルサ事務総長は、「合意した内容は明確で、しかも双方の自由意志で署名されたものだ」と述べた。

<写真:OEAは引き続き努力すると表明>
(091106BBC Mundo:OEA "deplore", EE.UU. "decwocionado")

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2009/11/08

4535新次官補人事を承認、米国上院(091107)

 アメリカ上院は、チリ出身の政治学者アルトゥーロ・バレンスエラの国務省半球担当次官補就任を承認した。

 バレンスエラは、ブラジル大使に転出するトーマス・シャノンの後任となる。

 ヒラリー・クリントン国務長官が、米国はホンジュラスの選挙結果を認めると保証したことから、共和党が採決に応じた。

(091107La Jornada: Confirma el Senado de EU a subsecretario)

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4533左派政権、人気の秘密(その2/終)(091023)

 ウルグアイ、ブラジル、チリにおいて中道左派が成功したからといって、現政権党が再度勝利するかどうかの保障はない。
 世論調査でも、タバレ・バスケス、ルーラ、バチェレの人気が、そのままその出身政党に反映されているわけ
ではない。

 47パーセントの有権者がホセ・ムヒカの拡大戦線(FA)に投票すると言っているが、大統領選の第二ラウンドでは敗れるかもしれない。

 チリでは、野党右派勢力が「民主主義のための政党盟約」のエドゥアルド・フレイ候補を明らかにリードしている。もっとも2回目の投票では、バランスが現政権党の継続に傾くかも知れない。
 ブラジルでは、ルーラのカリスマ性から、来年の大統領選ではルーラに代わる者がいないように見えるが、一方で労働党内では内部抗争が起こっている。

 ナタンソンは次のように説明する。
 「両者には重要な相違がある。ウルグアイ、ブラジル、チリでは、政権党が継続する保障はない一方、ボリビア、エクアドル、ベネズエラではこれが保障されているように思われるが、後者は膨大なコストをかけて、全てが一人のリーダーの周囲を回ろうとしている。」

 バルガス・リョサのような人物にとっては、このカウディージョ(首領)主義は、ラテンアメリカの制度にも民主主義にも欠点だとするが、一方著名な政治評論家のエルネスト・ラフラウは、それは単なる結果だという。

 明らかなことは、今のところイデオロギーは別として、コロンビアのアルバロ・ウリベのケースで明らかなように、カリスマ的人物が欠かせないということである。

(091023BBC Mundo:El secreto encanto de la izquierda)

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2009/11/05

4526左派政権、人気の秘密(その1)(091023)

091023izquierda1
 ウルグアイのタバレ・バスケス大統領の支持率は62パーセントで、5年前の就任時期と変わっていない。
 このような有権者の支持は、ブラジルのルイス・イグナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領、チリのミシェル・バチェレ大統領も同様で、中道左派の同じような政策をとっているところが興味深い。

 タバレ・バスケス政権の5年間、国内総生産(PIB) は35.4パーセント増加、公的債務は目に見えて減少、輸出は100パーセント増加した。
 こうした成果に伴って、社会的な指標も改善した。失業率は13パーセントから7パーセントに減少、賃金は30パーセント増加、貧困はかなり減少した。

 マクロ経済の安定と貧困の撲滅の組み合わせは、ルーラとまもなく任期を終えるバチェレの顕著な人気のキーであり、中流階級の浮動層の人気を集めることができた。
 では、これがラテンアメリカにおける中道左派の進むべき道なのだろか?

(2つの左翼)

 ラテンアメリカにおける左翼の現状を代表するのは、まず「穏健で民主的な」傾向を持つウルグアイ、ブラジル、チリが一つの流れであり、「急進的で対決的な」道を行くベネズエラのウーゴ・チャベス大統領やボリビアのエボ・モラレス大統領とは明らかに異なる。
 こうした分け方をすると、進歩主義的と言われる人々とペルーの作家マリオ・バルガスリョサのような右派の人々の、チャベスやモラレスに対する懸念が一致してしまうことになる。

 21世紀のラ米における左派の選択肢を分析した「新左翼」の著者ホセ・ナタンソンは、こうした二分法は人を惑わせるものだと主張する。

 「ただ一つの分類法で一つを他と区別するのは不可能だ。例えばボリビアは阻害された先住民の要求に直面しているという独自の事情があるし、これがモラレスが他とは異なる要求をしている理由だ。」
 「一方、ルーラやバスケスが就任する以前から、多くの投機資金が両国には入っていた。双方とも、安定性を保障することが基本的に重要だった。それぞれの国にはそれぞれの視点がある」とナタンソンはBBC Mundoに説明する。

 チリ、ブラジル、ウルグアイは上記の二分法とは関係なく、経済の安定と貧困との闘いの一方を犠牲にすることなく、どちらの選択肢をも両立させた。

 「このことでバスケスがコレアよりも変革者ではないとことではない。私は異なる制度と政策が存在する枠組みの中で起こる変革は漸進的なものになると思う。一方、ボリビア、エクアドル、ベネズエラでは、すでに社会内での衝突があり、それが全ての政治システムを変えようとしている」とナタンソン。

<写真:新たな道?>
(091023BBC Mundo:El secreto encanto de la izquierda)

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2009/11/02

4520コロンビアとアメリカが軍事協定に調印(その2)(091030)

(コストとベネフィット)

 軍事評論家のアルマンド・ボレロはBBC Mundoに対し、「この協定は、一方ではコロンビアにとって隣国(複数)との関係修復という高いコストを強いるものだが、しかし他方では、国家安全という面では得られるものも多く、説得力がある」と話す。
 「コロンビアはラ米の他の国のように軍事路線を執らないという意味で、得るところは大きい」と、コロンビアの国家防衛安全に関する大統領顧問だったボレロは説明する。
 彼によれば、「強国ではなく、集団安全体制が保障されていないコロンビアにとっては、今回の米国との協定に調印せざるを得ない。」

 しかし、他の見方もあって、野党「代替民主主義の極」出身の上院議員ホルヘ・エンリケ・ロブレドは、重大な問題があると主張する。
 BBC Mundoのインタビューでロブレドは、協定はコロンビア歴史上最悪の決定で、国家の主権を深刻な形で侵し、コロンビアをアメリカの世界戦略のコマにしてしまうからだ。」
 「この協定は、アメリカ大陸の他の国に対する脅威になり、各国がスペインからの独立から第二回目の百年紀を迎え始めている時期に、アルバロ・ウリベのこれに対するお祝いが、国家の中にグリンゴの基地を置くこととは信じられない」と語った。

(091030BBC Mundo:Colombia y EE.UU. sellan convenio militar)

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2009/11/01

4519コロンビアとアメリカが軍事協定に調印(その1)(091030)

091030sellan1
 数ヶ月間の交渉の結果、コロンビアとアメリカは30日、論議を呼んでいる軍事協定に調印した。これによって、米国の兵士はコロンビアの7つの基地からの作戦展開が認められる。

 協定は、ベネズエラを始めとする南米諸国の批判と緊張を生んでいる。
 両国は、コロンビアの国境地帯における麻薬取引と「テロリズム」を制圧するためのものであると説明しているが、カラカスはチャベス大統領の左翼政権に対する攻勢だと主張している。

 アンデス大学のアーリーン・ティックナー教授は、この軍事協定の調印は「懸念すべきもの」だとする。
 「地域的に見て、これはコロンビアと周辺国との関係を悪化する燃料であり続けるだろう。」

 今回の調印は、「プラン・コロンビア」として知られる、麻薬対策のために10年前に締結された協定の拡大となるものだが、従来の協定がボゴタとカラカスとの関係悪化の中で1週間以内に期限切れとなる。

 新協定は800人の米兵(民間契約者は別)の駐留と7つの空海軍基地の使用を認めるもので、同時にワシントンは軍事、情報関係の投資を行う。
 これによって、しばらく以前までエクアドルのマンタ基地で米軍が行っていた様々な作戦を、コロンビアから展開することができるようになる。

<写真:ウリベ大統領にとって、協定は麻薬とテロに対する戦いのためのもの>(091030BBC Mundo:Colombia y EE.UU. sellan convenio militar)

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2009/10/26

4493先住民のアイデンティティを新たに、ラ米(091013)(その3/終)

(10月12日グアテマラシティー発)

 1,378千人の先住民がいるコロンビアでは、約25千人の人々が多くの地域で、11日から始まった行進を続けている。
 カウカ先住民地域協議会では、行進が1週間続き、コミュニティへの人権侵害に抗議している。

 ペルーでは、10月12日を「先住民と文化間対話の日」としている。名称の変更は、議会の決議によるものである。「民族の日」、「スペイン語圏の日」は、現在のラテンアメリカ先住民に対して侮辱的であり適切でないとして、議会が提案した。

 チリでは、サンチャゴで約千人が「スペイン語圏の日」に抗議して、マプーチェ先住民の自治を要求した。
 社会党の上院議員、ハイメ・ナランホとハイメ・ガスムリはこの日、「民族の日」を廃止し、「先住民のナショナル・デー」にすべきだと提案した。

 エクアドルでは、ラファエル・コレア大統領と対立している先住民グループ、エクアドル先住民族総連合(CONAIE)が、政府代表との対話プロセスに代表を送ることで合意した。

 この日が「先住民抵抗の日」と呼ばれているベネズエラは、大陸では先住民の比率が最も低いが、議会が特別セッションを開催、5世紀前の「スペイン帝国による虐殺」を非難した。

 ボリビアでは、モラレス大統領が「民族の日」を非難、15世紀のスペインの侵入は飢え、疾病、悲惨さをもたらしたとして、別の祝いをすべきだと主張した。
 「今日は喪の日である。祝う日ではない。しかしこの痛みの日から、我々はともに社会的行動と計画の完遂を目指すことを提案する。」

(091013La Jornada: Indigenas hacen renovada defensa de la identidad cultural)

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